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ローマ人の物語ⅩⅤ(塩野 七生 著)

  • 2007/01/25(木) 22:10:41

ローマ人の物語〈15〉ローマ世界の終焉
ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉 
1年に1冊発刊して15年続いた「ローマ人の物語」もついに最終刊となりました。感慨深さを感じつつ、ようやく読み終わったのです。本当に面白かったのは最初の5巻までで、それ以降は意地と言うか惰性で15年間買い続けてきた結果、ようやくついに最終刊。長かった。昔は3日もあれば読み終わってたものが、この最終刊は3時間も読むと眼精疲労による偏頭痛に悩まされ、途中何度も中断を入れながら1ヶ月かけて読み終わったのです。15年の月日の長さは読者を老化させます。それを思えば、作者も同じだけ歳をとってるわけで、15年間ご苦労様ということですね。

最終刊は(失礼ながら)あまり期待せずに読んだのですが、予想外に面白くて満足。

思えばローマ帝国好きにかかわらず、ローマ帝国滅亡のようすを知らない男。ローマ帝国の滅亡は東ローマ帝国が滅亡した1453年と考えてたんで、476年の西ローマ帝国滅亡はスルーしてました。東ローマ帝国の滅亡は「コンスタンティノープルの陥落」(塩野七生著)を読んでたんで詳しいんですけどね。あの本は3回以上読み返して、一部分暗記しているほど好き。

東ローマ帝国の滅亡は、一冊の本になるほどドラマチック。それに比べて西ローマの滅亡は、あまりにも地味。帝国末期、次々に皇帝が暗殺されて次々に新皇帝が誕生していたのが、最終的には皇帝が暗殺された後に誰も新皇帝を名乗らなかったから、ローマ帝国が存在しなくなった。つまりは、それがローマ帝国の滅亡というわけだそうです。なので当時の誰一人として気づく人もなく、あの1200年続いたローマ帝国が消えてなくなったわけです。

しかも、滅亡以後のイタリアは蛮族に荒らされて悲惨だったかと思えばそうではなく、蛮族といわれたゲルマンの王が平和な共生主義をとったために、蛮族に襲われることもなく、パクス・バルバリカ(蛮族による平和)といわれる平和な時代となったそうです。

歴史とは、意外というか皮肉というか、とにかく面白いものです。

ちなみに塩野さんが西ローマの滅亡をローマ帝国の滅亡としている理由として、「都市アテネなき都市国家アテネがありえないのと同じに、ローマなきローマ帝国はありえない。ましてやラテン語ではなく、ギリシア語を話すのでは。」と言ってます。

・・・そうかもしれませんね。

最後に~
とにかく15年間は長かった。ローマ帝国の1200年とは比べようもないですが、とにかく15年は長いです。15年間には私の人生でもいろいろな歴史があったんですが、・・・読み始めたときは独身だったし・・それはどうでもいいとしてw

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塩野七生

塩野七生塩野 七生(しおの ななみ、1937年7月7日 - )は、東京都出身の作家、小説家。プロフィール東京都立日比谷高等学校、学習院大学文学部哲学科卒業。1963年からイタリアへ遊学し、1968年に帰国すると執筆を開始。雑誌『中央公論』掲載の『ルネサン

  • From: さくらのブログ |
  • 2007/05/22(火) 09:29:45

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